丸田 龍作
丸田建築設計研究所
I love architecture that is
functionally efficient,
contextually harmonious, and
aesthetically simple, but elegant.
I love architecture that
is simple in form,
has a pleasant feel to it,
and is filled with natural light.
I design architecture
in an international modern style
while maintaining beauty
that fits the cultural taste of the country.
私は建築を愛する。
機能的に使いやすく、
環境に調和し、
美的に清楚な建築を。
私は建築を愛する。
形態がシンプルで、
空間が快適で、
自然光に満ちあふれた建築を。
私はインターナショナルでモダンな様式の
建築を設計する。
その国の文化に適する
美を主張しながら。
M House Renovation
M House Renovation
Mハウスは東の空き地、南と西の2本の4.5m道路、そして北の隣家に隣接して建てられている。当初は1年中使用できる家族の集まりの場所、又は来客のための応接室として設計された。改修工事は東立面を変更した。
新しい用途は住居兼事務所である。居間、食堂、台所、浴室、寝室、仕事部屋、そして庭がある。
敷地の周辺環境は郊外団地である。団地の近辺には秋葉原とつくばを結ぶつくばエクスプレスと主要道路が通っている。つくばの中心部から車で15分の距離にある。団地周辺も住居地域となりつつある。
これは清楚な美学の家である。それはとても小さいインターナショナルでモダンな建築である。
形態は平屋建ての箱型の建物であり、入口と駐車場のための庇、庭を囲む高さ1.2mの腰壁がついている。敷地の特性に従い、西立面は閉鎖的で東立面は開放的である。
空間は敷地の条件に従い層状に配置されている。西側の道路に沿って2台分の屋外駐車スペースがある。西に面した寝室、仕事部屋、玄関, が「閉じた空間」となっている。そのゾーンを突き抜けると、居間、食堂、台所と浴室が入っているキュービクルからなる「開いた空間」に到達する。玄関の向かって正面にキュービクルがあるので、ドアが開いている時でも「開いた空間」のプライバシーが保たれる。向かって右側の居間か左側の食堂に入ると、庭と遠くの空き地の視界が開ける。改修工事の結果、室内と屋外の空間の連続性が高められ、庭は屋外の部屋として使われる。
自然光は2つの方向から「開いた空間」に取り入れられる。1つは「開いた空間」の長さいっぱいにわたる床から天井までの東立面の窓から。もう1つはその空間の反対側の壁を照らすトップライトから。キュービクルの上には間接蛍光灯が取り付けられている。全ての外壁、室内壁、天井、窓枠、ドアは同じオフホワイト色である。室内の床は畳敷きの寝室以外はコルクタイルで仕上げられている。庭は高麗芝が貼られている。居間のソファはイタリアの建築家チニ•ボエリ氏により設計された。
丸田 龍作
丸田建築設計研究所
profile
1958 鹿児島県生まれ
1982 東京大学工学部建築学科卒業
1982 谷口建築設計研究所入所
1993 UCLA建築学科修士課程修了
1996 丸田建築設計研究所開設
works
1987 西宮市Y邸(谷口建築設計研究所)
1987 駐日EC委員会代表部(同上)
1989 つくば市M邸
2006 東京都新宿区W邸
2016 つくば市M邸改修工事